ブランド腕時計の基礎知識

 

1.機械式時計とは

 

機械式時計は、手巻きもしくは人間が装着して手を振ることによる自動巻き方式によってゼンマイを巻き上げます。そしてその解ける力を動力として利用する時計です。 したがってゼンマイを十分に巻いていないと、半日時計をはずしていただけで止まってしまう場合もあります。 自動巻きは人が装着して腕を振ることにより、内部ローターが回転してゼンマイを巻き上げますが腕の振りが不十分だとゼンマイがしっかり巻かれないことがあります。
毎日着けているのに外すと半日で止まってしまう場合は、手巻きによって巻上げを補助する必要があります。ゼンマイの手巻きは毎日同じ時間に同じ回数(一般に20回転以上)をリューズの感覚を確かめながらゆっくり巻き上げます。手巻きの場合、
機種によっては巻きすぎ防止機構が無いものもありますので、十分確認の上慎重に巻き上げてください。
機械式時計の精度ですが、機種にもよりますが、一般に一日の進み遅れが-5~+10秒ほどあります。 これは時計の姿勢(重力)や気温、気圧、湿度などの影響によって“てんぷ”と呼ばれる針を一定速度で動かすための部品の振り角が微妙に変化するからで、機械式である以上どれほど高価な時計であっても狂いは生じます。

電池式クォーツ時計の精度は1年間で1~10秒程度ですので、機械式とは比較になりません。したがって機械式時計は、1週間から1ヶ月に1度は、時報などによって時刻合わせをする必要があります。しかし長年使い続けると潤滑油の劣化による内部抵抗増加により次第に遅れるようになりますので、1ヶ月連続で動かして5分以上常に遅れるようになるとオーバーホール(* 1)が必要になります。

 

【オーバーホールについて】

 

オーバーホールとはムーブメントを分解掃除することで、全ての部品を分解し、洗浄、新たな潤滑油の塗布、組立、精度調整を行います。使用状況にもよりますが、毎日連続使用で3~4年に1度はしたほうが良いといわれています。 これは潤滑油の寿命から割り出した期間で、潤滑油が劣化したまま使い続けると、部品の磨耗が激しくなり、次のオーバーホール時多くの部品交換が必要になって結果的に高くつくことから、各メーカーが推奨している期間となります。費用はブランドや機種によっても異なりますが、一般には2~4万円くらいかかります。 高級ブランドによっては、正規代理店の保証付とそうでない場合でメンテナンス金額に差をつけているところもありますので、購入前に十分調べられることをお勧めします。

2.機械式時計の種類

 

手巻き

リューズを回してゼンマイを手動で巻き上げるタイプ。
その名の通りリューズを回すことでゼンマイを巻き上げる方式。ゼンマイがゆるむ力で時間を刻むのは自動巻きと同じです。
リューズが右にある場合、リューズを上に回すとゼンマイを巻くことができます。下に回すと空回りします。
機種によってはゼンマイ巻きすぎ防止機構が無い場合もありますので、巻きすぎてゼンマイを破損してしまわないように、感覚を確かめながら慎重に巻き上げてください。
手巻きする場合は、リューズを上に回したとき指でゼンマイを巻いている感触を確かめ、そのままリューズから指を離さず、下に回して空巻きを行います。
こうするとゼンマイを巻いて感触の変化でどのくらい巻き上げているのかがわかります。
巻き上げる抵抗が大きくなった場合は、巻き上げ上限に近づいている証拠ですので、それ以上巻き上げることをしないでください。巻きすぎ防止機構のある機種では、上限に達するとリューズを上に回しても中で空回りしている感触がわかりますので、それ以上巻き上げることをしないでください。

 

自動巻き

腕の動きでローターがゼンマイを自動で巻き上げるタイプ。
ローターと呼ばれる扇形の部品が腕の動きによって回転し、その回転力を利用して時計が自動的にゼンマイを巻き上げる方式です。
機種により1方向巻上げ、すなわち右回転か左回転のどちらか片方をローターが回った場合のみゼンマイを巻き上げて、逆方向は空回りするタイプと、左右どちらに回ってもゼンマイを巻き上げるタイプがあります。両方向巻上げは主に高級機械式時計に使われます。
どちらも巻きすぎ防止機構がついているため、巻き上げすぎてゼンマイを破損させてしまうことはありません。
各人の腕の振り方の癖により、自動巻きだけでは不十分な場合がありますので、その場合は手巻きと同じ方法で、毎日決まった時間に同じ回数(例:20回程度)巻き上げてください。

 

スプリングドライブ

機械式のゼンマイとクォーツの高精度を併せ持つセイコーが開発した方式。
ゼンマイ、歯車、針を動かす機械式の駆動機構と、水晶振動子やICによるクォーツ式の高精度を融合した、セイコー独自の画期的機構です。
基本構造は自動巻き式と同じですが、自動巻きでゼンマイを巻き上げると同時に発電も行いその電力を水晶振動子やICを動かす動力として使用します。
このICでテンプの振り角や速度を微調整してクォーツ時計に匹敵する精度を維持します。

3.機械式時計の精度

 

機械式時計の精度は日差(一日の進み遅れ)で-5秒~+10秒くらいです。ただし、常に毎日5秒送れたり10秒進んだりするわけではなく、時計の姿勢(重力)や気温、気圧、湿度などの影響によって絶えず変化します。 1ヶ月連続無調整で動かして、-1分~+4分位の進み遅れでしたら、正常範囲内と考えます。
なぜ+側が大きいかというと、連続使用していると潤滑油が劣化して内部抵抗が大きくなり、時計が徐々に遅れ気味になるからです。 それを見越して、オーバーホールの際、日差を0~+5秒位に調整します。 そのためオーバーホール直後の時計は進み気味になりますので、時計が進み気味になるということはオーバーホールしてからあまり時間が経過していないと考えることができます。 しかし1時間で必ず5秒以上すすむのであれば調整不良もしくはヒゲゼンマイが絡まって“てんぷ”の振り角が小さくなっている可能性が考えられますのでオーバーホールが必要です。

4.機械式時計のパワーリザーブについて

 

機械式時計でゼンマイをいっぱいまで巻いた状態から時計が止まるまでの駆動時間をパワーリザーブ時間と言います。
一般的に40時間台のモデルが多く、当時のゼンマイの品質が今より劣っていたアンティークなどは30時間くらいしか持たないものも多くあります。
自動巻きか手巻きかはゼンマイの巻上げ方式の違いでもちろん、手間がかからないのは、普通に使っていれば動き続ける自動巻きタイプです。
ただし週末は時計を外す習慣の人が多い為、仮に金曜夜に腕時計を外して月曜日朝まで動き続けるにはパワーリザーブが60時間以上必要になりますが、そこまで備えている時計は高級時計であっても少数です。
そのため残りの駆動時間をリアルタイムで知らせるパワーリザーブ表示を備えたモデルもあります。
高級時計は最低48~50時間のパワーリザーブを持っていますが、グランドセイコーのスプリングドライブは72時間のパワーリザーブを誇り、IWCでは8日間パワーリザーブのある機種も存在します。またゼンマイが緩んでくるとそれに応じてトルクが低下してきます。
高級時計はムーブメントを精密に仕上げしてしっかり調整してあるため、内部抵抗が少なく多少トルクが低下しても精度が落ちませんが、安価なムーブメントを使用している時計は内部抵抗が大きいため、ゼンマイが緩んでくると遅れてくる場合があります。

5.電池式時計

 

リチウム電池電池時計は、電池を動力源として針を動かしたり、液晶を表示する時計です。
クォーツに電圧をかけると常に一定数で振動する性質を時計の精度維持に利用しているため、「クォーツ式」とも呼ばれます。当然のことながら電池が切れると時計も止まってしまいます。
時計用の電池にはそれぞれの機種に適合する大きさ(径、厚み)や寿命(電圧、容量)などの違いで様々な種類があります。
最近のファッション時計などはSR621,SR626(直径6.8mm)、大き目のクロノグラフ時計はSR920(直径9.4mm)などがよく使われています。
クォーツ時計は定期的に電池交換を行う必要があり、時計の機種と組み込まれる電池の種類によって寿命は平均で2,3年、時計の機種によっては10年保つものもあります。
高級クォーツ時計には大抵“電池切れ予告機構”がついており、電圧の低下を検知して知らせます。
アナログの場合は、秒針が2秒ずつ進むようになり、デジタルでは表示全体が点滅をはじめます。
これが始まった場合、電池交換は早めに行ってください。
電池切れのまま長期間放置しておくと、電池が液洩れを起こし内部の回路や機械部品を痛めて、電池交換をしても動かなくなってしまいます。
こうなるとムーブメントそのものを交換しなければならなくなるので、低価格の時計であれば新品が購入できるくらい修理代がかかってしまうこともあります。一般的にクォーツ時計はオーバーホールすることはあまりありません。
もともとムーブメントの価格が安い上、使用状況にもよりますが、定期的に電池交換していれば10年以上普通に使用できるからです。
それだけ使用していると、ムーブメントよりもむしろケースやブレス、ベルト、ガラスなど外装部品のほうが痛んでいる場合がほとんどで、よほど思い入れのある品物でないかぎり、新品を購入したほうが綺麗で安く長く使えるからです。
またオーバーホールする場合、分解掃除ではなくムーブメントそのものを交換します。
そのほうが費用も時間も少なくてすむからです。
クォーツ時計のムーブメントは機械で大量生産されることもあるため、分解が出来ないムーブメントもあります。
そうしたムーブメントの場合、モデルチェンジ等により生産が終了して交換用のムーブメントの在庫がない場合もありますので、特に古い時計や低価格の時計は注意が必要です。

6.充電式時計

 

クォーツ式時計の中には電池の交換が不要な充電式のものがあります。
一般的に光にあてて発電して二次電池に充電するソーラー式と自動巻きと同じように腕の振りでローターを回転させて、そこで発電して二次電池に充電するキネティック式の2種があります。
ソーラー方式は機構が単純になるため、セイコー、シチズン、カシオなどの主要国内メーカーはこぞって採用しています。かつては文字盤そのものまたはその一部をソーラーパネルにしていたため、文字盤のデザインに制約がありました。
しかし現在では光を透過させる文字盤の開発や、文字盤の外縁立ち上がり部にリング状にソーラーパネル設置する等、技術の進歩と工夫により自由な文字盤のデザインが可能になっています。
キネテック方式は、発電機構に自動巻きと似たような機構を必要とするため採用しているメーカーは多くありません。
ソーラー時計の充電時間の目安は、完全に止まっている状態から一般的オフィス内の700ルクスの蛍光灯で確実な1秒運針まで約11時間、フル充電で175時間、快晴の太陽光(10万ルクス)で確実な1秒運針まで約8分、フル充電で3時間くらいかかります。
ソーラー時計を充電するには太陽光が一番効率がよいのですが、長時間あてすぎると時計が高温になり、故障の原因になるので、注意が必要です。
キネテックでは、1秒間に2往復くらいのリズムで300~500往復くらい振ると確実な1秒運針になります。(機械式時計用のワインディングマシーンは回転数が遅すぎるため、キネテックの充電には不向きです)
どちらも完全に放電したまま長期間放置すると2次電池が劣化して、フル充電しても1日程度しか持たなくなってしまう場合があります。この場合は、2次電池の交換が必要になりますので早めのオーバーホールをお勧めします。

7.ベルト、ブレスの手入れ

 

時計のケース、ベルト、ブレスは常に肌と接触して、汗やほこりにさらされています。
汚れたままにしておくと、サビが発生したり、そのサビや汚れなど衣類の袖口を汚したり、肌のかぶれの原因になることがあります。かぶれはアレルギー性接触皮膚炎が代表的で、原因としてニッケル、コバルト、クロムなどの金属物質があげられますが、ブレスに多用されているステンレスにもこれらの金属は含まれています。
ステンレスは常に酸素に触れることにより表面に酸化膜が出来てサビの発生を防いでいます。
しかし汗、垢、ほこりなどが付着して酸素が遮断されることによりサビが発生してステンレス表面の酸化膜が破壊され、ニッケルなどの金属イオンが溶け出してそれが肌に直接触れることによってアレルギー反応を引き起こす場合があります。
とくに夏場は汗に含まれる塩分もサビの大きな原因になりますので、時計を使用したあとは乾いた布等で汗や汚れを綺麗にふき取っておくことが重要です。
ブレスの場合は、複雑な構造になっているため、つなぎ目や隙間に汗や汚れが入り込み、布で拭いたくらいでは十分落ちない場合があります。
その時は、つまようじ歯ブラシ等で隙間を掃除することをお勧めします。
ブレスを水洗いする場合は、必ず時計本体よりブレスをはずして行い、洗剤等を使用した場合は十分にすすぎを行い、乾いた布で水分をふき取った上、完全に乾燥させてから着けなおしてください。
中途半端な乾かしで着けるとかえってサビを発生させることになります。
革ベルトは、ブレス以上に水分や汗、汚れの影響を受けやすいので、よりこまめに汗や汚れをふき取ることが重要です。
ポリウレタンなど軟質プラスチック製バンドは通常2,3年の使用で材質が硬化してきたり色あせたり、切れ、ひび割れが生じることがあります。
特に長時間濡れたままの状態や、湿気の多い場所に放置したり、長時間直射日光にさらされるとバンドの劣化が革ベルト以上に短期間に進みます。ポリウレタンバンドは加水分解によっていきなり割れる場合がありますので、マリンスポーツやアウトドアで使用したあとは必ず水分をふき取っておいてください。
また、手入れの際、ベンジンやシンナー、漂白剤などの使用は絶対に避けてください。

8.防水、非防水

 

防水時計にJIS規格でその性能別に分類されています。
第1種防水時計は一般に日常生活防水と呼ばれ、3気圧防水と表示されます。
第2種防水時計は日常生活強化防水と呼ばれ、5気圧~20気圧防水と表示されます。
一般にファッション時計と呼ばれるものは大抵この2つのカテゴリーに入ります。
時計で3~5気圧のものは、日常生活で水圧がかからない洗顔での濡れや雨がかかる程度なら使用できますが、本体を水につけることはできません。
10気圧以上になりますと、瞬間であれば水につかっても大丈夫ですが、ねじ込み式リューズでないタイプはリューズパッキンが劣化している場合は、水が入る場合がありますので万が一水につかってしまった場合は、よく乾かしてください。
ガラス内側に水滴がついたり曇った場合はできるだけ早く時計店に持っていってください。
このカテゴリーのものは、ダイバーと表示してあっても実際には海に潜れるほどの性能は保証されていませんので、絶対に海水にはつけないでください。
第1種潜水時計は空気ボンベを使用するダイビングに使用することができ、100~200m防水仕様になっています。
第2種潜水時計はプロダイバーが行う飽和潜水に使用できる性能をもっており、200~1000m防水以上の仕様になっています。
ヘリウムエスケープバルブを装備するロレックスのシードゥエラー、ブライトリングのスーパーオーシャン、オメガのシーマスターなどがこのカテゴリーに入ります。
しかし時計にとって海水は大敵であり、第1種、第2種といえどもダイビング後ずっとそのままにしておくと錆びたりしてしまいますので、ブレス、ベルトをはずして必ず真水で洗い、水分をよくふき取りしっかり乾かしてください。
万が一海水が浸入したと思われる場合は、一刻も早く時計店でオーバーホールを行ってください。
海水の場合2,3日でムーブメントが修理不可能なほど錆びてしまうこともあります。
また、全てのカテゴリーに言えることですが、温泉は金属やパッキンに悪影響を及ぼす成分が多く含まれていますので、温泉に入る場合は必ず時計をはずしてください。

9.磁気について

 

私達は携帯電話やパソコン等の情報機器、オーディオ、テレビ、電子レンジなどの家電製品、家具やバック等のマグネットなど多くの磁気の発生源に囲まれて生活しています。これらの磁気は時計の歯車の正常な回転を狂わせてしまい、それが時計の時刻の狂いとなってしまいます。 磁気による影響の受け方は時計の種類により異なります。

 

 

★アナログクォーツ時計

アナログクォーツ時計は針を動かすために磁石の性質を利用してローターを回転させるステップモーターで駆動しているため、このステップモーターが強い磁気の影響を受けるとローターの回転が乱れたり、一時的に止まったりします。 磁気によって狂った時計は磁気から遠ざければ、元の精度に戻りますが、電波時計のように自動時刻修正機能のない時計は時間がずれたままになりますので再度時刻合わせが必要です。 ただし時計の部品に強い磁気が残ってしまっている場合は、精度が狂ったままになりますので、脱磁する必要があります。
脱磁は時計専門店に持っていって依頼してください。

 

★機械式時計

機械式時計はアナログクォーツ時計ほど顕著ではありませんが、強い磁気により一時的に進み、遅れ、止まりを生じることがあります。普通は磁気から離すと精度はもとに戻りますが、もちろん時刻の再調整は必要です。 また非常に強い磁気や、弱くても長時間磁気にさらされていると、ムーブメント内部の一部の部品が磁化してしまい磁気から離しても精度が狂ったままになる場合があります。 その場合は脱磁する必要があります。

 

★デジタル時計

デジタル時計にはローターや歯車など磁気の影響を受ける部品がありませんので特に問題はありません。ただしアラームなど電磁スピーカーのついている機種は磁気の中ではアラーム音が小さくなる場合があります。

 

最近は磁気の影響を受けにくい素材を使用した耐磁時計もありますが、基本はやはり時計を磁気の近くに置かないことです。
携帯電話やバックのマグネット金具でよく磁化してしまうことが多いので、時計はとくに携帯電話とは離して保管するようにしましょう。
密着しているとかなり強い磁気でも、5~10cm離すだけで百分の一以下に弱まります。

10.電波時計

 

電波時計とは標準電波を受信して、自動的に時刻やカレンダーを修正する時計です。
標準電波は日本の独立行政法人“情報通信研究機構”が管理するセシウム原子時計によって作られる日本標準時の電波のことで、福島県と佐賀県の2箇所から送信され日本全土をカバーしています。
標準電波は約1分かけて「分、時、日、年、曜日、秒」の情報を連続送信しています。
つまり、1分以上連続して標準電波を受け続けないと、正確な時刻に修正することができません。
標準電波は24時間常時発信されていますが、時計のほうは1日に数回、たいていは電波状態がよくなる深夜に自動受信、修正する設定になっています。
標準電波は送信所からの距離や地形、建物の構造、天候に影響されます。
標準電波を理想的に受信するには就寝前に送信所の方向にある窓際におくのが良いでしょう。
また、受信場所が鉄骨構造の建物内やビルの密集地、網入りガラスや金属ブラインドのそばなどだと電波を受信しにくいので注意が必要です。
また、多くの電化製品やOA機器のある場所や乗り物の中などのノイズが多い場所は電波がとぎれとぎれになりしっかり受信ができません。
その場合は、強制受信で時計の時刻をリセットすることが出来ます。
強制受信には2~10分程度かかる場合があります。
これは全てのデーターが綺麗にそろわないと修正できないので、間違いが無いことを確認するため繰り返し受信を行うからです。
強制受信を行う場合はできるだけ開けたノイズの少ない場所で行い、受信中はリューズや他のボタンを操作しないでください。
電波時計であるにもかかわらず時刻がずれる場合は、うまく自動受信できていないか、磁気やノイズの影響で針の基準位置がずれていることが考えられます。
強制受信を行っても時刻が合わない場合は、針の基準位置を確認、修正してください。
機種によっては針位置自動修正機能を搭載しているものもあります。
またワールドタイム機能付の場合は、時差機能が働いて他国の時刻を示している場合がありますのでちゃんと日本の時刻を表示しているのか確認してください。